T-モバイル・パーク

T-モバイル・パークは、ワシントン州シアトルにあるMLBシアトル・マリナーズの本拠地です。

基本情報

英語名
T-Mobile Park
所在地
1250 1st Avenue South, Seattle, WA 98134
公式サイト
https://www.mlb.com/mariners/ballpark
収容人数
47,929
グラウンド
天然芝
ダグアウト
1塁側がホームチーム、3塁側がビジターチーム

Tーモバイルパークの基本情報

このスタジアムは1999年に開場しました。当初は、シアトルを拠点とするセーフコ・インシュアランス(Safeco Insurance)が20年間のネーミングライツ契約を結んでいたため、「セーフコ・フィールド」と呼ばれていました。
そのため、イチロー選手や佐々木投手の活躍を現地で観戦していたファンにとっては、今でも「セーフコ・フィールド」という呼び名の方が馴染み深いかもしれません。

2019年からはT-Mobile社がネーミングライツを取得し、現在は「T-モバイル・パーク」と呼ばれています。T-Mobile US社はシアトル郊外のベルビューに本社を構えるモバイルキャリアで、その社名が球場に冠されました。T-モバイル・パークは開閉式ドームを備えており、シアトルの気候に適した構造になっています。

シアトルは1年を通して雨の日が多いことで知られており、野球観戦においても天候に左右されがちです。そのため、天候を気にせず試合を楽しめるこのスタジアムの造りは、ファンにとって大きな魅力となっています。

また、この球場は「グリフィーが建てた家(The House that Griffey Built)」とも呼ばれています。1990年代、ケン・グリフィー・ジュニアの活躍がシアトルの野球人気を大きく高め、その熱狂が新球場建設を後押ししました。彼の存在がなければマリナーズは移転していた可能性すらあり、球場誕生の背景にはグリフィーの功績が深く刻まれています。こうした歴史を踏まえると、この球場は単なる野球場ではなく、シアトルのファンにとって特別な象徴でもあるのです。

そして、日本人として、この球場を語る上で欠かせないのがイチロー選手です。2001年にメジャーデビューしたイチローは、このスタジアムを舞台に数々の名場面を生み出し、シアトルの象徴的存在となりました。長きにわたり球団の顔として活躍した彼の功績は絶大で、2026年には野球殿堂入りとマリナーズの永久欠番入りを記念し、T-モバイル・パークに銅像が建立される予定です。グリフィーと並び、イチローの存在もまたこの球場の歴史を形づくっています。

T-モバイル・パークの大きさ

左翼 約101 メートル
左中間 約115 メートル
中堅 約122 メートル
右中間 約116 メートル
右翼 約99メートル

lad_bg
マリナーズ観戦の
ご相談はこちら
マリナーズ観戦のご相談は
こちら

T-モバイル・パークの座席表

座席表  PDFファイル・別ウィンドウで開きます。

T-モバイル・パークへのアクセスガイド

T-モバイル・パークは、シアトルのダウンタウンの南側「SODO地区(ソードー:South Downtownの略称)」にあるスタジアムになります。

【徒歩でのアクセス】
T-モバイル・パークへは、球場至近のホテルに宿泊しなくても、シアトル・ダウンタウンのホテルから徒歩でアクセス可能です。特に「パイクプレイスマーケット」や「スターバックス1号店」、「シアトル水族館」、「グレートウィール(大観覧車)」といった人気観光スポットからは、徒歩20〜30分程度で球場まで行くことができます。観光を楽しんだ後、そのまま球場へ歩いて向かえる点は大きな魅力です。

【リンク・ライトレール(Link Light Rail)でのアクセス】
シアトルの主要な公共交通機関である「リンク・ライトレール」は、Lynwood City Center駅からダウンタウン(Westlake駅・Symphony駅など)を経由し、Sea-Tac空港やAngle Lake駅までを結ぶ路線です。

T-モバイル・パークに最寄りの駅は 「Stadium駅」。この駅はNFLシアトル・シーホークスの本拠地「ルーメンフィールド」や「WAMUシアター」にも隣接しており、球場へのアクセスに最適です。

試合終了後は駅が混雑することもありますが、初めてシアトルを訪問される方にも、最も利便性の高い公共交通機関を使った移動手段は、この「リンク・ライトレール」です。ウーバーやライドシェアの利用に不安がある旅行者でも安心して利用できます。

宿泊拠点としては、ダウンタウン中心部の「Westlake駅」「Symphony駅」周辺のホテル、あるいは球場からリンク・ライトレールで約30分の「Sea-Tac Airport駅」や「Angle Lake駅」周辺のホテルが便利です。

座席について

プレスクラブ

T-モバイル・パークは、1999年にシアトルのダウンタウンに誕生した3層構造の野球場で、シアトル・マリナーズの本拠地として知られています。メジャーリーグ観戦やシアトル観光で訪れる旅行者にとっても人気のスタジアムです。座席の種類が豊富で、観戦スタイルに合わせて選ぶことができます。とくに人気の「プレミアムシート」は大きく3種類に分けられます。

【ダイヤモンドクラブ(Diamond Club)】
バックネット裏1階に位置する最高級席。食事やアルコールを含む飲食サービス付きで、シートの快適さも一般席以上。シアトル・マリナーズ戦を贅沢に楽しみたい方におすすめです。

【プレスクラブ(Press Club)】
2023年シーズンに新設されたプレミアムシート。ホームプレート後方2階にあり、かつてのプレスボックスを改装して誕生しました。フィールド全体を見渡せる視界の良さが魅力で、こちらもアルコールを含む飲食サービスが付いています。

【オールスタークラブ(All-Star Club)】
1塁側スイート階にある特別席。軽食とソフトドリンク付きで、座席数が少なく落ち着いた雰囲気。ゆったり観戦したい方に向いています。

【一般席でユニークな観戦体験】
ヒット・イット・ヒア・カフェ(Hit It Here Café)
ライト外野2階にある人気エリア。テーブル付きの座席やグループ席があり、食事をしながら仲間と観戦できるカジュアルな雰囲気が特徴です。

スタジアムの階層構造
1階席:フィールドレベル(100レベル)
2階席:テラスレベル(200レベル)
3階席:ビューレベル(300レベル)

T-モバイル・パークには、旅行者や地元ファンを問わず楽しめる多彩な座席があります。「どの席がベストか?」は観戦スタイル次第。ぜひT-モバイル・パークの座席情報をチェックして、理想の観戦スタイルを見つけてください。

T-モバイル・パーク観戦ガイド

事前のデジタルチケットの準備は大変に重要になります。
マリナーズの観戦チケットは「Ticketmaster(チケットマスター)」を通じて販売されているため、公式サイトから購入した場合も事前にTicketmasterのマイアカウントにアクセスし、iPhoneならApple Wallet、AndroidならGoogle Walletにチケットを追加しておきましょう。ウォレットに入れておけば試合当日はインターネット接続がなくても入場できるのでとても安心です。ただし、スクリーンショットでは入場できませんので必ずウォレットに保存しておくことが大切です。

T-モバイル・パークは、ゲートにより開門時間が異なります。
「ダイアモンドクラブ/プレスクラブ」2時間15分前
「センターフィールドゲート」2時間前
「”The Pen” ゲート」2時間前
その他の「ホームプレートゲート」、「レフトフィールドゲート」、「ライトフィールドゲート」、「テラス/スイートスカイブリッジゲート」は90分前のゲートオープンになります。
また、一部の人気試合や人気ギブアウェイ配布日などは、ゲートオープンの時間が異なることがあります。ゲートオープンの時間などは試合当日に球団のSNSなどで発信されることがあるので、こまめにチェックしましょう。

日本とアメリカのスポーツイベントで最も異なるのは、荷物の持ち込みについてです。バッグ類としては、30cm×15cm×30cm以内のサイズの透明なビニール製のバッグのみ、もしくは、11cm x 16cm以下の小型のクラッチ(透明でなくても良い)のみ持ち込みが可能です。その他のバックパック等のバッグ類、サイズを超えるポーチなどは持ち込みが出来ませんのでご注意ください。シアトルは雨が非常に多い都市ですので、折り畳み傘は持ち込むことができます。
初めて行く方はしっかりと球場のルールを把握していくようにしてください。

シアトル・マリナーズのチケット

シアトル・マリナーズの本拠地T-モバイル・パークでは、全試合が完売するシーズンはほとんどありませんが、夏場はシアトルの気候も良く観客が増え、チームの調子次第では8月から9月の後半戦にかけてチケットの売れ行きが良くなることもあり、特に開幕戦や人気カード、ギブアウェイが設定されている試合は完売する場合があります(2025年は8月9日のイチロー氏のセレモニーがすでに完売)。現在は球団が需要に応じてチケット価格を変動させる仕組みを導入しているため、人気カードほど価格が高く設定されており、購入方法としては公式サイトでの購入のほか、完売席についてはリセールチケットの利用も可能です。一生に一度の思い出となるかもしれないMLB観戦を確実に楽しむためには、チケット購入方法を理解しておくことがとても重要であり、ここではその買い方についてご紹介します。

スタジアムツアー

グランドパスMLBの球場ではファンサービスの一環でスタジアムツアーを実施しています。スタジアムツアーに参加すると、通常では入場できない選手のロッカールームや、グラウンドに降りてダグアウトの中で記念写真が撮れるなど、MLBファンにとって、とても貴重な体験ができます。
シアトル・マリナーズの本拠地であるT-モバイル・パークは、一般の「スタジアムツアー(ナイトゲームの日は午前中に開催)」や「プリゲームツアー」、試合前のグランドに降りて打撃練習を見学できる「プリゲーム・フィールドパス」など、いくつかのタイプのスタジアムツアーを開催しております。
ここではT-モバイル・パークのスタジアムツアーをご紹介します。

チームストア

T-モバイル・パークにあるシアトルマリナ―ズ・チームストアは、球場の1st Ave.(Dave Niehaus Way)沿いに入口があります。(Left Field Gate寄り)
試合日は、開場時間からの営業となり、この入口が入場ゲートの一つとして、お店に入る際に手荷物検査とチケットのスキャンが必要になります。※ギブアウェイ配布日の殆どの場合、この入口では配布されません。

この入口から店内に入ると大きなフロア全体がショップになっていますが、2階へ上がるとゲーム使用アイテムやサインボールなどのメモラビリアアイテムが売られています。開場後はメインコンコースのセクション141辺りからも入ることができます(チームストアの2階にあたるメモラビリア階)。またセクション126にもゲーム使用アイテムなどのメモラビリアブースもあります。
またシアトルのダウンタウン内にもチームストアがありますので、ぜひのぞいてみてください。

T-モバイル・パークのチームストア

所在地:1250 1st Avenue South Seattle, WA 98134
電話番号: (206) 346-4287
営業時間
月曜日~土曜日: 午前11時 ~ 午後6時
日曜日: 午前11時 ~ 午後5時
(試合の日は試合時間に合わせての営業)

シアトルダウンタウンのチームストア

所在地:1800 4th Ave. Seattle, WA 98101
電話番号: (206) 346-4327
営業時間
月曜日~土曜日: 午前10時 ~ 午後6時
日曜日: 午前10時 ~ 午後5時

ホテルガイド

T-モバイル・パークはシアトルのダウンタウンに位置し、ホテルの立地によっては徒歩でアクセスできるスタジアムです。最も近いのはスタジアムに隣接する「シルバークラウドホテル」です。

Tーモバイル・パークの隣には、NFLのシアトル・シーホークスの本拠地「ルーメン・フィールド」もあり「エンバシースイーツホテル by ヒルトン パイオニアスクエア―」などのホテルも両方のスタジアムへのアクセスは最高です。

ですが、シアトルのダウンタウンのホテルは夏場がハイシーズンで料金が高騰することが多いため、その場合は料金的に抑えることが出来るシアトル・タコマ国際空港とスタジアム(片道約30分)を結ぶ「ライトレール」を利用して空港近くに宿を取るという選択肢もあります。逆に雨の多い4月や5月は宿泊費が比較的安いこともあるので、観戦時期に応じて予算とホテルの場所を検討すると良いでしょう。

フォトギャラリー

イチロー永久欠番T-モバイル・パークのフォトギャラリーになります。T-モバイル・パークはセンターフィールドの「The Pen」が試合開始2時間前に入場でき、ここはブルペンを見ることができます。2025年8月9日、イチロー選手の背番号51がマリナーズの永久欠番になりました。これはレフト側の外野席に飾られていますので、ここは必ず撮っておきたいところです。
折角のご観戦ですので、いろいろな場所で写真を撮ってみましょう。
尚、一眼レフなどは持ち込みができませんのでご注意ください。


    アンケートのお願い

    このページは、参考になりましたか?今後の改善のため、ご意見をお知らせください。

    件名