ロサンゼルスは、広大な街のあちこちに観光スポットが点在している都市です。
ダウンタウン、ハリウッド、サンタモニカ、ビバリーヒルズ、ドジャースタジアムなど、行きたい場所がたくさんありますが、それぞれの距離が離れているのが特徴です。
そんなロサンゼルスで最も一般的な移動手段は「車」。街全体が車での移動を前提に作られているため、道路が広く整備されています。
しかし、平日の朝や午後2時以降になると、エリアや方向によっては大渋滞が発生します。405号線や101号線などの主要フリーウェイは特に混雑しやすく、目的地までの時間が読みにくくなることもあります。
近年、2028年ロサンゼルス・オリンピック開催を見据えて、ロサンゼルス市内では公共交通機関の整備が急速に進んでいます。
その中心となるのが、**LAメトロ(Metro Rail)**と呼ばれる電車システムです。
東京やニューヨークのように路線が細かく張り巡らされているわけではありませんが、主要エリアをつなぐ便利な路線が増え、観光でも使いやすくなっています。
たとえば、
ダウンタウンLAからサンタモニカへは「Eライン」
ハリウッドやユニバーサル・スタジオへは「Bライン」
ソーファイ・スタジアムやLAX空港方面へは新路線「Kライン」
が走っており、渋滞を避けて快適に移動できる手段として注目されています。
治安を心配する声もありますが、現在は駅や車内にセキュリティスタッフが常駐しており、利用者の安全を守っています。主要駅ではカスタマーサービススタッフが券売機の近くにいて、チケットの買い方などを教えてくれるので、初めての旅行者でも安心です。また、ほとんどの駅にはエレベーターやエスカレーターがあり、スーツケースを持っていても利用しやすくなっています。
LAメトロの運賃は片道1.75ドル。
2時間以内であれば乗り換えが無料なので、複数路線を利用してもお得に移動できます。注意点として、LAメトロはロサンゼルス全体を網羅しているわけではありません。ホテルの場所や目的地によっては、メトロではアクセスできないエリアもあります。その場合は、電車+Uber(またはLyft)を組み合わせるとスムーズです。
LAメトロ(電車)で行ける主なスポーツ施設は下記の様になります。
・クリプトドットコムアリーナ(A ライン/E ライン)
・BMOスタジアム(E ライン)
・LAコロシアム(E ライン)
・ローズボウル(A ライン)
・ソーファイスタジアム(K ライン)
・Toyotaスポーツセンター(Kライン)
・ドジャースタジアム(A ライン)
**ドジャースタジアムは、A,B,Dラインのユニオンステーションから無料シャトルバスが出ています。もしくはAラインの「チャイナタウン」駅から徒歩で約30分です。
LAメトロ(電車)で行ける主な観光地
・リトル東京(A,Eライン)
・ザ・ブロード、ディズニーコンサートホールなど(A,Eライン)
・パサデナ(Aライン)
・ハリウッド(Bライン)
・ユニバーサルスタジオハリウッド(Bライン)
・コリアンタウン(Dライン)
・サンタモニカ(Eライン)
ディズニーランドや、LAエンゼルス、アナハイムダックスなどの会場がある「アナハイム」には、LAメトロを使って行くことはできません。
ロサンゼルスのメトロの路線図
ロサンゼルスのスポーツ観戦で押さえておきたい路線と駅は以下になります。
A LINE(ブルー)、B LINE(レッド):ユニオンステーション
ドジャースタジアムへのシャトルバスの発着駅。アナハイムやサンディエゴ方面に行くアムトラックの駅も兼ねています。
A(ブルー)、B(レッド)、D(パープル)、E LINE(ゴールド):7thメトロセンター駅
クリプトドットコム・アリーナ(旧ステイプルズセンター)へ徒歩10~15分の最寄り駅。インターコンチネンタルホテル、シェラトンホテルなども駅のすぐにあり、ターゲットというスーパーや、スタバなどのお店があるエリアに近いです。
A LINE(ブルー)、E LINE(ゴールド):ピコ(Pico)駅
クリプトドットコムアリーナへ徒歩5分と一番近いのは「Pico(ピコ)」駅になり、この駅はJWマリオットホテル、ピーコックシアター、グラミーミュージアムなどのLA LIVEと言われるエリア、またLAコンベンションセンターにも近いです。
C LINE(グリーン)K LINE(ピンク):LAX / Metroトランジットセンター駅
2025年、K LINEが全面開通したことによってLAX空港までのメトロを使ったアクセスがとても便利になりました。2025-26シーズンからはソーファイスタジアムまでの無料シャトルバス(主にNFL試合のみ)がLAX / Metroトランジットセンターから運行されることになりました。**昨シーズンまでのC LINEのホーソーン&レノックス駅から運行されていたシャトルは無くなりました。
メトロの切符の使い方
アメリカの乗り物は、都市によりシステムが全然違います。
ロサンゼルスのメトロは、どこまで乗っても片道が1.75ドルとなります。そのため、往復するだけなら、3.50ドルなのですが、乗る度に切符を買うのは面倒なのと、一応、できるだけ財布は外に出さないということを意識したいのがアメリカです。
ロサンゼルスでメトロに乗る場合には、券売機で「TAPカード」というSUICA(スイカ)のようなカードを購入、もしくはデジタルの「TAPカード」をウォレットから購入するのが良いでしょう。
ですので、一度、買っておけば、後は、ピッピとカードをタップするだけ何も考える必要はありません。
イベント時に混雑している中で券売機で切符を買うこともないですので、「TAPカード」を買うようにしましょう。
切符の買い方
駅で券売機を見つけて切符を買います。
時間帯によっては、係員がいるので買い方をサポートしてくれる可能性が高いです。もしいなかった場合、また、事前にイメージを掴めるように、おおよその流れをご説明しておきます。
①言語を選択します。「A」のEnglishで進みます。
②「Buy a TAP card」の 「A」のボタンを押します。
③往復分の切符の買い方
往復が3.50ドルですので、片道分の1.75ドルだけ買っても、帰りの分を買う必要が出てきて、大混雑の中ではとても買うのが無理な状況も考えられます。
「F」の「Store Value」のボタンを押します。
④金額を決める
往復のみの場合は「B」の「$3.50」のボタンを押します。
⑤支払い
金額は、「TAPカード」が2ドル+「$3.50」ですので「$5.50」になります。
支払いは現金(紙幣・硬貨)、クレジットカードになります。
*紙幣は1、5、10、20ドル紙幣が使えますが、おつりは1ドル硬貨などで戻ってきますので、できれば小さな金額の紙幣を使う方が良いです。
*クレジットカードを差し込んで、「Remove Your Card / Remove Card」と表示されたら引き抜きます。
⑥券売機下の「TAP/TICKET/CHANGE」取り出し口からTAPカード、おつりを取ります。
 
            
     
		

 
			 
			 
			 
			