インテュイット・ドームは巨大なアリーナではなく、NBAの試合をとても観やすく造られた印象を受けるアリーナです。観戦で人気の高い、コートサイド、サイドライン沿いやコーナーエリア前方を中心に 専用ラウンジアクセス付きの席が多いアリーナで、食事や休憩を快適に行えるのも特徴の一つかもしれません。
また片側ゴール裏にそびえる巨大スタンド 「The Wall(ザ・ウォール)」は、クリッパーズファン専用の応援エリアとして設けられています。個々の観戦目的に応じて座席の選択肢も多く、他のNBAアリーナとは一線を画した観戦体験を提供しています。
コートサイドレベル(フロアレベル)
コートサイドレベルの座席は、『FLR』と表示されているセクションになり、大きく分けると2種類となります。
<サイドライン席>
A列~C列(Lexus Courtsideラウンジ)、
通路を挟んでD列~J列(US Bank / Visit Rwandaラウンジ)
<ベースライン席>
クリッパーズベンチ側がA列~B列(Lexus Courtsideラウンジ)
ビジターベンチ側がA列~C列(Lexus Courtsideラウンジ)、通路を挟んでD列~F列(US Bank / Visit Rwandaラウンジ)
上記のように、座席列によって利用できる専用ラウンジが異なります。いずれのラウンジもアルコールを含む飲食がすべて料金に含まれたオールインクルーシブ形式となっています。
クラブレベル(1階席)
1階席の『CLUB』と表示されているセクションは、専用クラブアクセスが付いている座席となっています(飲食物は有料)。
<サイドライン席>
CLUB 8, 9, 10 (D'USSE Cognac Club)
CLUB 24, 25, 26 (Grey Goose Club)
両サイドラインのクラブ席は、3列(Row3)から始まり、1階席の最後列の26列(Row26)までありますが、1階席の前方にはコートサイド席(FLR)、バンガロー席(Bungalow)があるため、クラブ席は 1階席の中段辺りから始まり、同じ1階席のクラブ席カテゴリーでも最後列の26列目はコートから離れて見えるイメージになりますので、1階席でプレーの迫力を感じるためにはできるだけ前方の座席をお勧めします。
<コーナー席(クリッパーズベンチ・トンネル側のみ)>
CLUB 4, 6 & 28, 30(Patron Tequila Club)
コーナーにある4つのセクションの最前列は、コートサイド席(FLR)のすぐ上のセクションのため、コートに近いのでコーナーながらも試合を見やすい座席になります。この4つのセクション専用のクラブラウンジが利用できるのも魅力です。
メイン席(1階席)
1階席のクリッパーズベンチ側のゴール裏のセクション1、2、4、28、30、32、また「The Wall:ザ・ウォール」側のサイドラインに近いコーナーは『MAIN:メイン』と呼ばれるカテゴリーとなります。
この『MAIN:メイン』カテゴリーの座席にはクラブラウンジ等のプレミアムアクセスは付いていない一般席になります。
セクション1は、ゴールの真後ろにクリッパーズの選手がロッカールームに出入りする通路があるので選手にコンタクトできる可能性がある座席もあります。
セクション1, 2, 32の最前列(G列)の前にはスイートカテゴリーの座席があるので、実際にはコート際(ぎわ)の最前列ではありません。
ザ・ウオール席(1階席)
このThe WALLは、セクションW14〜W20に広がっており、Intuit Domeを象徴する最も特徴的なエリアと言っても過言ではありません。新設アリーナの中でも、ここまで個性が際立つスタンドは非常に珍しく、来場者の多くが第一印象として語るのがこの“壁”です。
中でもゴール真後ろに位置するエリアは「The Swell:ウォールサポーターセクション」として指定され、クリッパーズを全力で後押しするハードコアファンが集結します。公式サイトには「The WALL」は、クリッパーズのグッズを身に付けたファンのみのエリアとされています。ビジターチームを応援する際には避けておきましょう。
ハロロフト(テラスレベルスイート)
1階席と「Terrace(テラス)」と呼ばれるアッパーレベルの間に「スイート」フロアがあります。そのスイートフロアの上階に位置する特別なプレミアムシートが 「Halo Loft(ハロ・ロフト)」 です。(お部屋ではありません)
座席は高級感のあるソファタイプで、前後2席ずつ、4席単位で仕切られたゆったりとした造りになっています。高さとしては「Terrace(テラス)」レベルの最前列付近に相当する感覚です。
『Halo Loft』 には、飲食込み(オールインクルーシブ)の 専用ラウンジ が付いており、ダイニングエリアには各4席ごとに専用のテーブルもしくはブースが用意されています。食事やドリンクを楽しみながら、くつろいだ雰囲気で試合を観戦できるのが大きな魅力です。
このエリアの席はスイートとして年間契約されている場合もありますが、試合によってはスイートオーナーや球団によって 1試合ごとのバラ売りされることもありますのでタイミングが合えば、『Halo Loft』 で観戦できるチャンスもあります。
テラスレベル
インテュイット・ドームのアッパー層になるのが『TERRACE:テラスレベル』です。このアリーナの座席は1階席を含めて急斜面になっていますので、コートを見下ろすと高さは感じるものの、コートまでの横の遠さはあまり感じずに試合を観やすい造りになっています。ですが選手の細かな表情までを確認するのは難しいお席ですので、リーズナブルにNBA観戦を楽しみたいという方向けのお席になります。クリッパーズのホームゲームの場合はセクション『TERW:テラスウォール』13~21が、「The WALL:ザ・ウォール」席の1階席からの延長線上となり、クリッパーズファンのみ観戦ができる座席となっています。


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