ドジャースタジアムが開場したのは、1962年になります。
この1962年に開場というのはMLBの球場の中で、ボストンのフェンウェイパーク(1912年)、シカゴのリグレーフィールド(1914年)に次いで3番目に古いスタジアムになります(4番目はエンゼルスタジアム)。
MLBのスタジアムの建設の順番はこちらのサイトをご確認ください。
ドジャースの永久欠番
ドジャースタジアムの歴史は、ドジャースの名プレーヤーの歴史でもあります。
選手(監督)によっては、その活躍と栄誉を称えられ、引退後、永久欠番となります。
ドジャースの永久欠番はドジャースタジアムのクラブ席のレフト側付近に表示されています。
背番号1:ピー・ウィー・リース
認定日:1984年7月1日
背番号2:トミー・ラソーダ
認定日:1997年8月15日
背番号4:デューク・スナイダー
認定日:1980年7月6日
背番号14:ギル・ホッジス
認定日:2022年6月4日
背番号19:ジム・ギリアム
認定日:1978年10月10日
背番号20:ドン・サットン
認定日:1998年8月14日
背番号24:ウォルター・アルストン
認定日:1977年6月5日
背番号32:サンディ・コーファックス
認定日:1972年6月4日
背番号34:フェルナンド・バレンズエラ
認定日:2023年8月11日
背番号39:ロイ・カンパネラ
認定日:1972年6月4日
背番号42:ジャッキー・ロビンソン
認定日:1972年6月4日
背番号53:ドン・ドリスデール
認定日:1984年7月1日
またトップデッキ・ゲート前には、永久欠番プラザ(Retired Numbers Plaza)があり、ビン・スカリー(元専属実況アナウンサー)やフェルナンド・バレンズエラ、ジャッキー・ロビンソンなど、ドジャースの伝説的な選手の背番号のモニュメントやが置かれております。
ドジャースタジアム内でドジャースの歴史が見れるスポット
ドジャース・メモラビリア展示
ドジャースのレジェンドアナウンサーのヴィン・スカリー氏の名前を冠したプレスボックス前にある"Vin Scully Press Gallery & Memorabilia"と呼ばれるブルックリンドジャースから現在に至るまでの長い歴史を綴った記念品の数々が展示されているエリアがあります。
この場所は「クラブ&スイート階(レベル)」にあり、展示エリアはチケットのレベルに関係なく見ることができます。
ドジャース日本人選手たち ”レジェンズ & ニュースターズ” 展示
ライトフィールドパビリオン(ライト側外野席)の真下にあたる場所には2024年7月2日の「ジャパンヘリテージナイト」を記念して「Dodgers Japanese Players "Legends & New Stars"」というパネル展示が新設されました。
ドジャース・トロフィーギャラリー
ドジャースの選手や球団関係者が普通にクラブハウスに出入りする通路に飾られた「ドジャース・トロフィーギャラリー」という展示があります。ワールドシリーズ優勝トロフィーを始め、今までドジャースの選手が獲得した全てのゴールドグラブ賞、シルバースラッガー賞、サイヤング賞、MVPのトロフィー、歴代名選手のユニフォームなどが、所狭しと展示されています。
「ダグアウトクラブ」をご利用の際には、試合後はドジャースの選手が通るため、展示を見ることが出来ませんので試合前か試合中にご見学ください。
球団の都合により通路が通れない場合などもあります。
この展示は「ダグアウトクラブ」のご利用、また通常版「スタジアムツアー」もしくは「プリゲームツアー」、「VIPスタジアムツアー」で見学することが可能です。
ドジャースタジアム内で歴史を感じることのできる座席
パビリオン セクション302 列D 座席番号88
1988年、ロサンゼルス・ドジャースは、ワールドシリーズに進み、第一戦をこのドジャースタジアムで迎えました。相手は、アスレチックス。
試合は、アスレチックスのホセ・カンセコの満塁ホームランで9回表を終わり、アスレチックスが4対3でリード。
ドジャースは、2アウト後、四球でランナーを出し、ここで代打は、カーク・ギブソン。カーク・ギブソンは、この時、両脚の故障により普通に歩くこともできない状態だったとも言われており、この日のスターティングメンバーから外れていました。
そして、カーク・ギブソンは見事に期待に応え、逆転サヨナラ2ランホームランを放ちます。
その1988年のワールドシリーズでカーク・ギブソンがサヨナラ弾を打った時の
着弾点が、セクション302 列D 座席番号88となります。
当時の映像
Kirk Gibson's pinch-hit HR Athletics @ DodgersOctober 15, 1988
この座席は、試合によっては公式サイトでも購入することができます。
ドジャースタジアムの座席の歴史
2005シーズンまでのドジャースタジアムの座席です。
決定的な違いは、ベースラインシートとダグアウト上のダグアウトクラブになりますが、基本的には全部の座席が張り替えとなり、2006年と2005年では全く異なります。
2005年11月のシーズンオフには、すべての座席の張替えが行われたため、ドジャースタジアムの駐車場はこのように古い座席で埋め尽くされていました。
スタジアムは伝統を守りつつ、近年では積極的なリノベーションも進められています。
特に2022年のオールスターゲーム開催に合わせて、センターを中心とした外野のコンコースエリアが大幅に改修され、さらにボールパークとして楽しめる新たなエリアも加わりました。新設されたこのエリアは「センターフィールドプラザ(Centerfield Plaza)」と呼ばれ、このリニューアルにより、スタジアム内にはロサンゼルスらしいグルメが楽しめる飲食店や、ファン向けの体験コーナー、ミュージアム的展示、子どもたちが遊べるプレイゾーンなど、試合以外の時間も満喫できる施設が充実しました。
ドジャースタジアムのファンサービスの歴史
現在、ギブアウェイは大きな人気となっていますが、それ以外にもさまざまなファンサービスを行っております。
ただ、昔はあって今はないものもあります。
これは、フォトデーというファンサービスの日でしたが、試合前にグランドの上で、選手もファンもお互いの写真を撮り合うというプロモーションデーだったと思います。まず1つは試合前にグランドの上に立てる喜び、もう1つは、ドジャースの選手を間近で感じることができるものだったため、トップクラスの満足度でした。今は、VIPスタジアムツアーなどもあり、このようなファンサービスはないかもしれませんが、ぜひ復活を望むファンサービスです。
ドジャースタジアムで行われた主なイベント
ドジャースタジアムは数々の国際的なビッグイベントの舞台にもなっています。
1980年と2022年にはMLBオールスターゲームが開催され、2009年と2017年にはWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の準決勝・決勝の舞台にもなりました。特に2009年大会では、日本代表が世界一に輝いた歴史的瞬間もこの球場で生まれました。2028年ロサンゼルスオリンピックでもベースボールの会場となる予定です。