ドジャースタジアムは、アメリカ西海岸、カリフォルニア州ロサンゼルスに位置するMLBロサンゼルス・ドジャースの本拠地です。
収容人数5万6000人を誇り、現在のメジャーリーグ全30球団の中でも最大規模を誇ります。
ドジャースタジアムの基本情報
- 英語名
- Dodger Stadium
- 所在地
- 1000 Vin Scully Ave. Los Angeles, CA 90012
- 公式サイト
- https://www.mlb.com/dodgers
- 収容人数
- 56,000人
- グラウンド
- 天然芝
- ダグアウト
- 3塁側がホームチーム、1塁側がビジターチーム
ドジャースタジアムの歴史
1962年にオープンしたロサンゼルスのドジャースタジアムは、現存するMLBの球場の中で、ボストンのフェンウェイパーク(1912年)、シカゴのリグレーフィールド(1914年)に次いで3番目に古い歴史あるスタジアムです。
これまでにドジャースタジアムでは13回のノーヒット・ノーランが達成され、そのうち2回が完全試合という快挙でした。
特に有名なのは、1965年9月9日、ドジャースの伝説的投手サンディ・コーファックスがシカゴ・カブスを相手に1-0で記録した完全試合。そして1991年7月28日には、モントリオール・エクスポズ(現ワシントン・ナショナルズ)のデニス・マルティネスがドジャース打線を完全に封じ、2-0で勝利し、敵地での完全試合を達成しています。
また、ドジャースタジアムは数々の国際的なビッグイベントの舞台にもなっています。
1980年と2022年にはMLBオールスターゲームが開催され、2009年と2017年にはWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の準決勝・決勝の舞台にもなりました。特に2009年大会では、日本代表が世界一に輝いた歴史的瞬間もこの球場で生まれました。2028年ロサンゼルスオリンピックでもベースボールの会場となる予定です。
スタジアムは伝統を守りつつ、近年では積極的なリノベーションも進められています。
特に2022年のオールスターゲーム開催に合わせて、センターを中心とした外野のコンコースエリアが大幅に改修され、さらにボールパークとして楽しめる新たなエリアも加わりました。新設されたこのエリアは「センターフィールドプラザ(Centerfield Plaza)」と呼ばれ、このリニューアルにより、スタジアム内にはロサンゼルスらしいグルメが楽しめる飲食店や、ファン向けの体験コーナー、ミュージアム的展示、子どもたちが遊べるプレイゾーンなど、試合以外の時間も満喫できる施設が充実しました。
以前に訪れたことがある方でも、再度、訪れてみると新たな発見やワクワクに出会えるはずです。伝統と革新が融合するドジャースタジアムを、ぜひ体感してみてください。
ドジャースタジアムのゲート
まず、ドジャースタジアムの構造を知っておく必要があります。
一般的なスタジアムの場合、バックネット裏がメインゲートになることが多いですが、ドジャースタジアムの場合、山を掘るような作りになっており、バックネット裏の入口は、最上階のトップデッキの入口になります。
1階席の内野側の座席であるフィールドボックスMVPなどのチケットをお持ちの場合、外野のゲートから入るのが一般的です。
基本的にはどのゲートからも入場することができますが、クラブ・スイートの入口のみ「ダグアウトクラブ」や「ベースラインクラブ」、「クラブ・スイート」などの限られたチケットホルダーしか入場できません。
現在のドジャースタジアムは外野エリアが最も見どころが多いのと、ギブアウェイなどの配布も外野の入口が最も配布数が多いので、基本的には外野の入口から入ると良いと思います。
シャトルバスの乗り場
ドジャースタジアムエクスプレスの停車場所の1つが外野エリアとなります。
特に外野エリアは見どころが多いので、トップデッキのチケットを持っていてもまずが外野から入場し、ドジャースタジアムの見どころを回るのも良いかもしれません。
センターフィールドプラザ(Center Field Plaza)
センターフィールドゲートのコートヤードには英雄ジャッキー・ロビンソン氏とドジャースのレジェンド投手であるサンディ・コーファックス氏の銅像、また沢山のコンセッションが有るフードコートエリア、チームストア(レフトフィールドゲート)、ニューエラ・チームストア(ライトフィールドゲート)などがあります。試合中でもフードコートで食事をしながら大画面TVで試合の模様を見ることもできます。
「IN THE DUGOUT」 AR フォトブース
レフトフィールドパビリオン(外野席)の真下にあたる場所(ホームランシート入口)には、”AR”(オーギュメンテッド・リアリティー)を使った、好きなドジャースの選手と20秒の動画を撮れる場所があります。その動画(.mp4)は撮影後に登録したEメールで送られてきます。ダグアウトの中であたかも実際に選手と居るように映る動画は良い記念になります。撮影は無料です。
スタジアムへのアクセスガイド
ドジャースタジアムはロサンゼルスの「ダウンタウンエリア」にあります。
ダウンタウンエリアと聞くと街中にある印象を受けますが、立地的に簡単には行きづらい場所のため、ホテルのロケーションとホテルからの行き方はしっかりと事前に調べておきたいところです。ドジャースタジアムへは、主に、レンタカー、タクシー&ウーバー、ドジャースタジアム・エクスプレス(無料シャトルバス)、LAメトロ路線バスを使うという行き方があります。
大陸横断鉄道のアムトラックやロサンゼルスMETROが発着するロサンゼルスの「ユニオンステーション」からは約3キロほどの距離で、試合日には「ドジャース・エクスプレス」という無料シャトルが運行されています。
ロサンゼルスは車社会のため、ほとんどのファンが自家用車かUber(ウーバー)などのライドシェアを利用しますが、ロサンゼルス市内の夕方の時間帯は慢性的に渋滞がひどくなってきます。
ドジャースタジアム周辺も球場に入る車で渋滞になり、試合開始時間ギリギリの到着は「プレイボール」に間に合わないこともありますので、車、タクシー、ウーバーを使って観戦に行かれる際は注意したほうが良い球場の一つです。
ドジャースタジアムの徒歩圏内には観光客が泊まるようなホテルというのはほとんどない、ということになり(モーテルやAirbnbのような貸し部屋になります)、スタジアム周辺は特に夜や一人での歩くのは控えてほしいような場所になります。
車でしか行けない球場であり、収容人数はメジャーリーグ最大の約5万6000人となるため、多くのファンが集まります。どのような交通手段を使っても渋滞や混雑は避けられないことを前提にした行き方をご検討ください。
座席について
ドジャースタジアムは、メジャーリーグで3番目に古いスタジアムですが、2000年代に入り、何度か大規模なリノベーションを行っております。特に大規模なリノベーションの第一弾が2005年のオフシーズンに行われた座席の入れ替えになります。このリノベーションにより2006シーズンより1階席のバックネット裏からダグアウト上にかけてレストランアクセスのあるダグアウトクラブという座席ができ、外野よりにはベースラインシートが設置されました。その後2020年のMLBオールスターゲーム(コロナで開催は2021年)に向けてもかなりのコストをかけて球場をリノベーションを行い外野エリアは一新されました。古い中にも新しさを感じることができるスタジアムになります。
ドジャースタジアムの中で最高級と言える座席は、ダグアウトクラブになります。ここは開幕戦やワールドシリーズなどでハリウッドのセレブが座って観戦しているのが良くテレビに映る座席となり、1階席のバックネット裏からダグアウト上までの座席エリアのため、最もプレーを近くで見れる座席となります。ダグアウトクラブはアルコールを除く飲食込みの座席となります。球団の公式サイトでのチケット代の設定も高く1500ドル(オープン戦)から6000ドル(開幕戦)と、かなり高額な設定になっております。
ダグアウトクラブの後ろにあるのがフィールドボックスMVPと呼ばれる一般席になります。ここは公式サイトで250ドル(4月・5月の平日のあまり人気のないカード)から900ドル前後(ヤンキース戦など)という価格設定です。
また外野席の値段の設定が高いのもドジャースタジアムのチケット代の傾向です。
いろいろな選択肢がありますので、まずは座席の情報をよく調べて、ご自身にとってのベストシートをお探しください。
トップデッキについて
リザーブについて
パビリオンについて
ロッジについて
クラブ・スイートについて
フィールドボックスについて
ベースラインシートについて
ダグアウトクラブについて
ドジャースタジアム観戦ガイド
試合当日の事前の準備は大変重要です。
Ballparkアプリからのチケット表示は、インターネットアクセスが必要になります。入場時、混雑していると、インターネットアクセスの接続状況が悪いこともあります。
iPhoneを使っている方はBallparkアプリからApple Walletに事前に入れておいてください。アンドロイドのスマートフォンの場合は、Ballparkアプリから直接、グーグルウォレットには入れれないと思います。
ドジャースの場合は、公式サイトにマイチケットというページがありますので、そこからアクセスすることでグーグルウォレットにいれておけます。
ウォレットに入れておくとインターネットアクセスは不要でチケットを使えますので、これは大事な準備です。
スクリーンショットでは入場できませんのでご注意ください。
ドジャースタジアムは、一部の人気試合や人気ギブアウェイの配布日などによりゲートオープンの時間が異なります。
ゲートオープンの時間などは試合当日に球団のSNSなどで発信されることがあるので、こまめにチェックしましょう。
日本とアメリカのスポーツイベントで最も異なるのは、荷物の持ち込みについてです。例えば、NFLは、既定のサイズのクリアバッグしか持ち込みができず、リュックサックなどは持ち込みが一切できません。
ドジャースタジアムもMLBの中では、比較的、持ち込み物の規定が厳しいスタジアムになり、現在は、規定サイズ内のクリアバッグのみ持ち込みができる球場です。
初めて行く方はしっかりと球場のルールを把握していくようにしてください。
ゲームデーガイド
ドジャースタジアム球場内の見どころスポット
ドジャースタジアムで食べる
ドジャースタジアムのファンサービス
ドジャースタジアムでサインを貰う
ドジャースタジアムのチームストア
2025年4月アップデート!
ドジャースのチケット
ドジャースタジアムは、5万6000人の集客を誇るメジャーリーグの全球団で最大のスタジアムとなります。
そのため、全試合の全部のチケットが売り切れるというシーズンはほとんどありません。開幕戦、一部の人気カードと人気の高いギブアウェイの試合は完売となることがあります。
現在は、チケットは人気カードごとに球団も価格を変動させて販売させることで、人気カードほど球団のチケットの販売額が高くなる仕組みになっております。
アメリカのイベントは公式サイトからの購入の選択肢、または公式サイトでは完売している座席はリセールチケットで買うなど様々な選択肢があります。
人によっては一生に一度の観戦になるかもしれませんし、夢にまで見たMLB観戦という方もたくさんいらっしゃると思います。
折角のご旅行が楽しみになるためにはチケットの購入方法は非常に大事になります。
ここではドジャースのチケットの買い方などについてご紹介いたします。
スタジアムツアー
メジャーリーグの多くの球場ではファンサービスの一環でスタジアムツアーを企画しています。ツアーに参加すると、通常では入場できない選手のロッカールームや、グラウンドに降りてダグアウトなどに入ることができるなど、MLBファンにとって、とても貴重な体験をさせてくれるのがスタジアムツアーです。また試合が開催していない日でもスタジアムツアーを行っている球場もあります。
中でもロサンゼルス・ドジャースはいろいろなタイプのスタジアムツアーを開催している球団の一つです。ここではいくつかのスタジアムツアーをご参考までにご紹介します。
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チームストア
折角ドジャースタジアムに行くからにはお土産も買いたいし、ドジャースのグッズを買いたいという方も多いかと思います。
ドジャースタジアムでは、シーズン中の試合の無い日、オフシーズンなど通年営業しているチームストアは最上階トップデッキのトップ・オブ・ザ・パークになります。
このトップデッキのチームストアがメインストアとなります。また、試合中はほぼ同じ規模の店がレフトフィールド、ライトフィールド(ニューエラ)、リザーブレベルにあり、ナイキ専門のドジャースグッズが買える店、ニューエラのお店はロッジレベルにあります。
「トップ・オブ・ザ・パーク」チームストアは、「一般スタジアムツアー」、「クラブハウスツアー」他のツアーの出発点にもなりますので、覚えておくと便利です。
ホテルガイド
ドジャースタジアムで観戦するにあたりどこを拠点にするかというのは重要なポイントになります。
ドジャースタジアムの場合、基本的には、徒歩圏内には観光客向けのホテルはなく、モーテルやAirbnbのような貸し部屋が主流になります。
そのため、観光客が安心して宿泊できるエリアというのは、ロサンゼルスのダウンタウンエリアのホテルになります。ダウンタウンのホテルのロケーションとしては、メトロの「7thメトロセンター駅」周辺は安心感があるエリアになります。
野球観戦をメインとし3泊以上する場合、ホテル周辺にスーパーマーケットがあるかというのも重要なポイントになります。
リトルトーキョーエリアを拠点にして、ドジャースタジアムへ行くというのも人気が高くなります。
ロサンゼルスは車社会となり、時間帯によっては渋滞は避けられません。そのため、あまり遠いエリアに宿泊すると、球場に行くまでの時間が読めないため、複数試合の観戦であれば、ロサンゼルスのダウンタウン、またはリトルトーキョーエリアというのが利便性が高いと言えます。
フォトギャラリー
ドジャースタジアムのフォトギャラリーになります。ドジャースタジアムは試合前などはスイートの階層を除くとどのチケットを持っていても外野からトップデッキまでアクセスすることができます。試合前などトップデッキ前上がり、写真だけでも撮るなどするのは問題ありません。折角のご観戦ですので、いろいろな場所で写真を撮ってみましょう。
尚、一眼レフなどは持ち込みができませんのでご注意ください。
ドジャースの最新情報を得る
先発投手の登板予定はロサンゼルス・ドジャースの公式ホームページよりご確認いただけます。先発予定投手は、球団のホームページに掲載されても変更になることがあります。
ロサンゼルス・ドジャースの公式ホームページ(先発予定投手のページ)
2025年は試合当日にゲートオープンの時間などの最新情報が更新されることがあります。ご観戦に行く方は、ドジャースの公式のX(旧Twitter)などをご確認ください。